自由の泉大学 の一般教養講座で原爆体験者、梶本淑子さんの講演がありました。
昭和20年8月6日 学徒動員で14歳の女学生の彼女が、原爆投下の直後から、そこを友人たちと脱出して家に帰る様子を恐ろしいまでにリアルに話していきます。
私たちはまるで、その現場にいるのかと錯覚する程です。
重症の火傷で人々が両手を前にして歩くのは、腕の皮が体に引っ付かないように・・・顔は火傷で目鼻がなくなり口だけがベロっと出ている・・・まさに地獄。
最後に
「のようなことが二度と起こらないように、皆さんが友人・家族に話してください」
驚いたのは、梶本さんの朗々としたお声。88歳とは信じられません。説得力のあるキビキビとした話し方に、どうしたらこうんな風にできるのか・・・私はここできれいな日本語朗読講座を受講して三年目・・・
みんなに伝えたい、伝えなければ、との彼女の使命が
私たちをこんなにも惹きつけるのでしょうか・