さかい利晶の杜にて千利休のまつわる歴史ロマンを朗読劇としてプロジュースされました。
千利休に関しては、日本の茶道を完成された方で、最後は秀吉の命で飯盛山にて自死された、と私の中で??
「雪間の草」は戦国末期において、堺の豪商で茶の湯の名人となっていた。
三好長慶や秀吉に翻弄させられながらも独自の生き方をしています。
この雪間の草の中では、利休の妻が主役?のようです。彼女は幼き頃から長慶を慕い、愛していた様子。もちろん、これを秘めて結婚。
それを感じ取っていた利休の苦悩も垣間見られます。
ラストは病に伏せた妻の本意をくみ取り、夫婦の中にあった わだかまり消えつつ・・・
ステージとなった3つの茶室は趣があり、この朗読劇とピッタリ融合しています。
この後、アフタートークで劇の背景や脚本家の思いを元堺博物館学芸を通して語られます。
また、最後には抹茶の呈茶付がふるまわれました。
利休さんも平成の時代になっても尚、堺人の一人者として大切に思われているとは、露知らずでしょうか。