話題の映画 「この世界の片隅で」を観に行きました。久々に感動、よかったです。
第二世界大戦真っ只中の広島、18才の天真爛漫な女の子が嫁いできました。
身近な人の戦死、焼夷弾の嵐。それでも日々の営みはあります。乏しい食材での食事作り、戦時服の工夫もとびっきりの明るさで周囲をなごませています。観ている私たちまで疑似体験。
でも、でも彼女の奥底では葛藤があり、絵を描くことで救われていたようです。
が、その大事な右手を爆弾で失います。失意の中、今度は実家の両親が原爆で亡くなります。
かつて円形脱毛症にも陥った嫁ぎ先が今やすずの大切な居場所となりました。夫やその家族が彼女の懸命さを愛おしく思うようになっていたのです。
私たちも、両親や祖父母を通じておぼろげながら戦争の悲惨さを分かっているつもりでした。
悲喜こもごもの中、楽しい場面もいっぱいあります。その反動でしょうか、人々の辛さが観ている人々の心の奥に刺さります。
DVDが発売されたらもう一度ゆっくり観てみたいです。ここ一年のベスト1映画になりそうです。ちなみに、昨秋公開の「ブルックリン」もよかったです。(写真はこの映画のHPから拝借、Thank you! )