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第一日目
リスボンまでのフライトをあれこれと迷っていましたが、初めてのルフトハンザにしました。マインツ空港での乗り継ぎが4時間半、リスボン着が9:30pmとかなりキツイ条件です===でも、そうでもなかった?案外スルスルです===
乗り継ぎの4時間半は空港のwifi でipadを見ているとアッという間でした。空港のタクシー事情も良く、10時過ぎにはホテル着。ネットでのアドバイス、出発階でのタクシー乗車!に感謝。
ホテルはリベルダーデ通りのソフィテルHです。ひとり旅ですのでアクセス・安全を重要視、スタッフも親切で、お部屋・朝食ともよかったです。
第二日目
今日はフリー、先ずはリスボンカードを有効に使って町を散策。
リスボンカードはホテル近くのTインフォメーションでゲット、そしてケーブルグロリア線へ。ところがケーブルカーが待てども待てども来ない、諦める人が続出で自力で坂の上まで登っています。よくあるそうですよ、時間は決まっていないとか。
それで、足腰に自信がない私も頑張ってアルカンタラ展望台へ。まぁ!何ていい眺めでしょうか、サン・ジョルジェ城が見えます。そこから、サン・ロケ教会を通り過ぎて、カモイエス広場までブラブラと。もう少し歩くと、絵葉書に載っているピッカのケーブルです。今度は絶対乗る!と、意気込みました。発車まで女性運転手の横で共通語の英語で何とかお話しができました。こんなフワーっとしたひと時もひとり旅の醍醐味味です。
ちょうどイースター、お店のウインドウには春のお告げの可愛いアイテムが所せましと飾られています。スィーツがてんこ盛りです。何だかウキウキしてきました。
メトロの バイシャシアードから サンタ・アポローニア へ。ポルトへ一泊の予定の駅の下見も兼ねて、ファド博物館に行ってみました。まぁ、普通です。ファドのCDは買いましたが。
ここからメトロの サン・セバスチャン のクルペンギアン美術館へ、と予定通り。受付でリスボンカードを見せると「Senior?」「Yes」でカードより割引率がよいのでキャッシュ払いに、もちろん異存なし。ここも普通によい。
帰りはこのサン・セバスチャン駅に直結しているスペイン系の大型サヨッピングセンターへ寄りました。フードコートの周りには少し豪華な総菜屋やレストラン、お寿司屋さんもあります。夕食用に総菜屋さんで二品、お寿司屋さんで細巻きなどを買ってホテルで部屋食にしました。
第三日目
市内観光&シントラ・ロカ岬(みゅう)1dayツアーです。
混乗ツアー(グレィライン)でホテルまでピックアップです。バスに乗り込むと日本人のご夫妻がいらしたので、お礼を言いました。「あなた達のお蔭で参加できました、ありがとうございます。」秋田大学で魚の研究をされているご主人と素敵な奥さまです。
最初は市内を通り抜け、ベレン地区へ。「発見のモニュメント」「ベレンの塔」「ジェロニモス修道院」あのバスコダガマ時代には世界を牛耳っていて、ポルトガル黄金期を物語る建造物。それから国立馬車博物館へ。ここには子どもたちから大人までのグループが熱心に見学していました。私たち日本人には??ですが。その後アルファマ地区の下の方をチラッと散策。
いったん集合地に帰り、各自ランチをします。
・・・みゅうのガイドさんは若い女性でしたが、とても気が付き親切です。午後から担当して下さるので、ホッとしました・・・
ランチは秋田のご夫婦とご一緒にいただきました。奥様と私でシーフードリゾット、ご主人がバカリャウ(タラ)煮込み?をいただきました。食べても、食べてもまだ残ってる、多すぎて~~
午後からはシントラへ。8~9世紀にムーア人が築いた城やレプリカ広場・王宮など、山間にありながら粋な町並みがあり、パイロン(英国詩人が)エデンの園と謳ったそうな。ここを後にして私が立ってみたかったロカ岬へバスは走って行きます。
ヨーロッパ最西端~ここに地終わり、海始まる~とカモインスの詩の一節が十字架にあります。晴れ渡ったいいお天気、珍しいそうですが、私たちの気持ちも晴れ晴れ。帰りにはカスカイスにも立ち寄るという盛りだくさんのツアーでしたが、ゆったり感もあって大満足ツアーでした。
第四日目
実はファティマ1dayツアー(英・西・独など混乗)を予約していましたが、昨夜から体調がイマイチ。ホテルフロントでピックアップ係を待ってキャンセルしました。残念です。気持ちを切り替え、のんびりと気の向くままマイペースでいきましょうか。
遅い朝食を終え、トラム15に乗って国立古美術館へ向かいました。受付で「本日は1階のみ開催、入場料は無料です」と、言われても2,3階に見たい作品があったのです。チラーッと回って、リベイラ市場までトボトボ歩いて行きました。4月に入ったところですが、日差しがきつくてヘトヘト。Marketのフードコートでいきなりストロベリーのスムージーを頼んでしまいました。少し落ち着いたところで、新鮮なシーフードが美味しい「SEA ME」を見つけて海鮮風?寿司を美味しく、美味しく味わいました。
早めにホテルへ帰ろうと、ケーブル・ビカで坂の上一気に、そしてカモンイス広場を左に曲がり、サン・ロケ教会を通り過ぎてケーブル・グロリアまで一気に歩きました。この日は運よく乗れました。自分でも驚くくらいにこの街になじんできたようです。
第五日目
今日はALfar に乗ってポルト一泊の旅へ。
列車のチケットは10日前にネットで€47.5、45%以上のディスカウント!1等車往復です。
サンタ・アポローニャ駅10:30発⇒ サン・ベント駅(ポルト)14:50着、乗り継ぎもよく駅近くのホテル;メルキュール に15:00にチェックイン。
荷物をお部屋において、すぐにサン・ベント駅のアズレージョンを見ながら、アンダンテカードを購入(24時間~必要なかったかも~)地下鉄でドン・ルイス1世橋へ通り、帰りはゆっくり歩いて橋を渡りました。明日は雨の予報、とりあえずこの橋からの眺めを優先しました。
帰りに橋の袂からケーブルカーに乗ったり、アズレージョンのきれいなコンクレガドス教会・サント・インデフォンソ聖堂の外観を見ながら町をブラブラ。ホテル近くのカフェでビファーナとスープで夕食としました。
第六日目
サン・ベント駅15:00発くらいまでポルトを散策。
バターリャ広場前からトラム22の乗ってカルモ教会まで、乗客は私一人です。狭い通りを車、人、トラムが上手く譲り合い進んで行きます。
カルモ教会近くのサント・アントニオ病院に入ってみました。玄関で患者さんたちを受け付け診察室や病棟へ行くにはチェックがあります。ので、その先へは入れません。この待合室にもアズレージョンが。
そこから教会の前を通り過ぎ少し下っていきますと、世界一美しい本屋「リベラリア・レリヨ」があり、すでに行列ができていました。係りの人に言われて、通りの前で入場券を買いました。中に入りますと人・人・人、どんなに美しい本屋でも…ネ。私もその内の一人ですが。ソコソコに退散しました。
朝から降っている雨が一段と激しくなったので、雑誌に載っていたカフェ「leitaria Cafe」でボラテ・デ・ベルリンとラッテで休憩・・・しかしこの甘い甘いドーナッツが後で、とんでもないことに・・・
元に戻ってさらに下っていきますと、クレリオス教会があります。見晴らしのいい塔には登る体力はなし、何となく胸焼け気味でここでも休憩することに。
早めにサン・ベント駅からカンパニャン駅に行き待機していました。Alphaも順調に乗れましたが、まだ胸焼けが残っています。もう少しだから我慢と思いつつ二度ほどトイレに駆け込む。大きな駅に着いたと、認識していたのですが横に立ったご婦人が「Are you sure this seat is your's?」に、すかさず「Possibly Oliente station?」と聞くと大きく頷いた。その時列車は動き出したのです。気落ちしている私に車掌さんが「次の駅で降りてICで戻りなさい」と。
次の駅は30分先のPinhal Novo駅 ~ この駅の名、目に刻みました。1時間近くホームでポツンと一人で列車を待っていたのです ~ 予定より二時間近く遅くホテルに辿り着きました。
まさしくドーナッツ怖い!肝に銘じました。それにしても、車掌さん・駅のスタッフさんたちのご親切は生涯忘れません!ありがとう×100倍でしょう。
第七日目
今日で最後のリスボン・ポルトガル。
友人に頼まれていた絵葉書を書きながら窓に目をやると、公園で待ち合わせをしているカップル、ベビーカーを押したお母さん、スーツケースを持った旅行者が行き交うのが見えてきます。この町の日常がどうしてだかキューンと胸にきます。ズーっと見ていても飽きません。フッと気が付くと10時過ぎ、慌てて書き終えリスボン郵便局へ一目散。
後はゆっくり楽しみながらショッピング、と言っても小さなお土産ばかり。この町にもすっかり慣れてルンルンと足取りも軽いです。夕方にもう一度サンセバスチャンのマーケットのフードコートで総菜屋さんのサーモンや生ハムなどを堪能。
第八日目、九日目
フランクフルトまでのフライトが12:30ですので朝食も8:00過ぎにいただき、9:30にホテルをチェックアウト。今晩はフランクフルトのヒルトン・エアーポートHで一泊して翌日15:00発で関西空港へ向かいます。
リスボンへは6月以降ならFinairの方がアクセスが良いようです。ルフトハンザでもリスボン発を7:00発くらいならその日の内のフライトにも間に合いますが、少なくとも朝4時(私の場合はトロイので3時半)には起きなければ無理です。ので、私はギブアップ。
また、訪れてみましょうか、優しい人々に出会えるポルトガルへ。