先日、新聞を見ていて「いせフィルム」という文字をキャッチ。
あの「大丈夫。」の作品のキャンプの場面に登場された小児科医とその奥さんが織りなす現在進行形のお話。大阪で上映されているそうな。
さっそく観てきました!シアターセブン(十三)は50人ほどでいっぱいになる小さな小さな劇場です。
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10年ほど前にご夫婦の故郷である南国市(高知)に開業されたころより、奥様が??そんな妻に右往左往しながら、ご自身もうつ病で入院を三回も。現在は奥様のお姉さんと同居し介護受け、開業医の傍ら奥様との時間を大切に過ごされています。
終わり近くの場面での「映画を通して認知症の患者さんとその家族の現状を理解していただくとともに、苦労はいっぱいの覚悟はいるが要らぬ苦労はしてほしくない…ので、撮影をお願いしました…」石本浩市先生の思い溢れる言葉に観客の目にもあふれる涙。
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映画終了後、みなさんがしばらくボ~っと動けないのです。
そうして、スタンディグオベーション。
愛おしく、切なく、そこはかとなく優しくなれる映画です。
奥様が口ずさまれる「ラ・クンパルシータ」が今も聞えてきます。
♪ズン、ズン、ズンズ!ズズズズンズ~♪