日本で初めて病院ボランティア(V)を受け入れてくださった、まさしく病院Vの歴史発祥の地が淀川キリスト教病院(大阪市)
ホスピスケアに関しても先駆けとなり、1984年、日本で2番目のホスピス病棟を開設されました。
2012年11月にはホスピス・子どもホスピス病院を開院。日本においては7ヶ所ある独立型ホスピス病院の中の一つです。
ホスピス開設までのお話をお聞きしながら、昨年見学させていただいた病棟、明るい・静か・広い・温かいを実感していました。そこで活動されているVさんたちはスタッフの一員として医療チーム、患者さんとそのご家族からも信頼されています。
私の活動している病院ではまだ、まだ、まだ・・・
記念講演「ホスピスのこころ」
沼野 尚美 氏
元 淀キリチャプレン
現 宝塚市立病院緩和ケア病棟
チャプレンカウンセラー
いいお話をお聴きした、ふんわりとした余韻が今もなおズッ~と。
沼野氏が患者さんから慕われているナースに尋ねました。
「一番大事にしていることは?」
たくさんの思いをお持ちですが、一番と言われると
・・・少し緊張感を持って仕事をしています・・・
空気が読める、needsを早くキャッチする、すなわち 相手(患者さん)を大切に思っているから、してほしいことが分かる。~ 即 メモリました!~
また、規則やマニュアルに捉われないで状況に沿った行動
… 小さくして逝った子どもが食べたかった、ディズニーランドのお子さまランチ …
大人(ご両親)の注文は受付けられないが、優しい機転のウェイトレスさん
… 余命わずかな時のトラック運転に同乗 …
精神安定剤・痛止を服用された患者さんの是非の頼みで、内心こわごわなが
らも同乗した沼野氏。ハツラツと運転している横顔に最後まで活きるを見た。
V、人として思いやる心の大切さを学ばせていただきました。